どのデパートも稼ぐ力が弱い

デパートの株式を単元株以上(100株or1000株)を購入すると、株主優待カードをもらえる。デパートにより優待内容が異なるが、どのデパートも10%の割引をしてくれる。多くのデパートは、社員割引が10%であることが多いので、株主優待カードを持つことは大変お得なように思える。

しかし、今回、三越や伊勢丹を運営する三越伊勢丹ホールディングス、大丸や松坂屋を運営するJ.フロント リテイリング、高島屋、松屋を投資の観点から見てみた。ちなみに東急デパート、丸井は調査から除いた。

東急デパートは、全国百貨店共通商品券が使えるので一応、デパートというカテゴリーにはいるのだろうが、東急デパートは取り扱っている商品の品質やアフターフォロー、店員の教育がデパートと思えないほど低く、商品を売ったら売りっぱなし、修理やアフターフォローは皆無、テナントが店しめたら、そのテナントの情報もまったく分からないなど(そこらへんの露店をテナントとして入れてるのか?)、伊勢丹や三越、高島屋では絶対ありえない無責任な対応を長年にわたって経験しており、少なくとも数十年にわたり企業体質が変わらないようなので、今回の調査からも、投資の対象からも外している。(ちなみに東急デパートのひどさは、本店のある渋谷だけでなく、地方の店舗においても確認したが同じ)

丸井は、他のデパートと同じような株主優待制度(10%割引)があるものの、全国百貨店共通商品券が使えないので、そもそもデパートとはいえないので外した。だが候補から外した本当の理由は、丸井が他のデパートと同じクオリティーの商品を扱い、接客、アフターフォローができているのであれば、今回の調査の対象としようと思ったのだが、丸井のクオリティーは、東急デパート並みにひどいからだ。見かけだけの安っぽい低品質な商品が多く、店員は商品知識が皆無な上、勉強をする気は毛頭ないようで、自社のエポスカードの勧誘に一生懸命。商品を売ったら売りっぱなしで、その後のアフターフォローも一切ない。店の前を通るたび、こういう店で買い物する客がいることに、いつも驚かされる。

さて、デパートは有望な投資対象だろうか? 私はROE(自己資本利益率)とEPS(一株当たり利益)の2つの指標で投資すべきか判断している。その視点からみると、どのデパートも軒並み「投資対象としてはいまいち」である。ROEは、過去3年にわたり調べたが、どのデパートも4%から6%程度。投資対象にしたいと思うのは10%超だ。EPSは良くも悪くも、安定している。デパートはどこも稼ぐ力が弱いようだ。買い物の際、10%の割引を求め株主になるのはありかもしれないが、投資をするのはよくないようだ。

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