吉野家はタコ足配当をしている

吉野家の年間配当は、1年間で20円。

ここ3年のEPS(1株あたりの利益)を見てみると、

2014年:13円

2015年:16円

2016年:13円

1株あたりの利益が20円も稼げないのに、配当を20円している。タコ足配当だ。

この点を吉野家のIRに問い合わせをしてみた。

すると「タコ足配当であり、このままでは年間20円の配当ができなくなるだろう」と認めた。

EPSを超えるような配当をなぜ行うのかたずねたところ、配当が減ると多くの苦情の電話が株主からくるという。

その苦情電話をかけている株主はおそらく、吉野家が稼いだ利益から配当が払われていると信じており、まさか、一部分とはいえ、自分の資産の一部を減らして配当にまわされているとは思ってもいないんだろう。

現在、個人に対する配当は約20%の源泉分離課税がされるので、自分の資産の一部が払い戻されているにもかかわらず、税金がかかるという構図になっている。

現在の税制では、配当をしないほうがいいのだ。配当をもらって喜んでる株主があまりにも多すぎるし、経営者は配当をだせば株主が喜んでもらえると思っている。配当をだすことで、株主の資産を減らしていることに気づいている株主も経営者も少ないのだ。

ソニー、パナソニック、三菱商事、トヨタといった日本を代表する企業、そして、三菱総研や野村総研といったコンサルティングファームに電話して、配当について確認をしてみると、どの企業も「配当をすることが、株主の利益を害する」ことをまったく理解してない。現金収入がそんなにほしいなら、株主は自分の好きな時期に株を売ればいいだけだ。

「無配」こそ、株主の利益になる。そのことに早く、株主そして企業の経営者は気づいてほしい。

 

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