NHKは裁判所の判決を尊重しないようだ

ワンセグが受信できる携帯の所持でNHKの受信料を払うべきか争われた裁判で、埼玉地裁は「NHK受信料の支払い義務なし」と判決を下した。

この件で、NHKの「ふれあいセンター」に電話したところ、「今回の埼玉地裁の判決は、一審判決であり、確定判決ではない。確定判決ではない以上、今後もワンセグ携帯をもっている方は、受信契約を行う義務があり、受信料の支払いをお願いをする」との回答があった。

回答にぶれがあるか確認するため、5回ほど「NHKふれあいセンター」に電話した。すると、金太郎飴のように同じ回答の連続で、回答のぶれがみられない。そこで、回答マニュアルが配られているか尋ねたところ、NHK職員から今回の判決について、このように回答するようにというQ&Aが配られているとのことで、それ以外の回答ができないとのことだった(ふれあいセンターは外部委託されており、NHKの職員ではないとのこと)。

NHK側は、今回の判決は確定判決でないのでワンセグ携帯所持による受信契約義務が依然あるということだが、「法律を遵守すべき公共放送機関が、確定判決でないという理由で、一審判決を尊重せず、従来のやり方を公然と続ける姿勢」に驚いた。裁判所が、これまで行っていたNHKのやり方について、ノーという判決を下したわけだから、その判決を尊重し、確定判決が出るまでは従来のやり方を続けることやめ、少なくともワンセグ携帯所持を理由とした新規契約獲得を停止すべきでないか?

あるNHKスタッフによれば、今回の判決の前に、今回と同様のワンセグをめぐる裁判が2件行われており、そちらはNHKの主張を認めたものであるようなので、今回の判決の結果を容易に認められないという事情があるようだ。

このような判決がでた際、その組織がいかなる判断をし行動をするのか観察をしてみると、その組織の企業姿勢、法に対する考え方が垣間見えてくる。NHKは「NHK倫理・行動憲章」の中で「コンプライアンスの徹底」をうたっているが、判決が確定するまで、裁判所の判決は尊重しませんというのは、この「NHK倫理・行動憲章」に反している上、日本で営業を行う公共放送の姿勢として問題なのではないか?

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