文教堂が債務超過

先日、文教堂にいったら客が全然いない。客よりも店員の数の方が多い。これでよく経営が成り立ってるなと思い、(株)文教堂グループホールディングス【9978】の決算を調べてみた。

すると、少なくとも過去3年、営業利益がマイナスを続けていることがわかった。直近の2015年8月期を調べると、売上げ333億に対し、損失は5億5000万。その前の2014年は売上げはほぼ同じだが、損失は8億3000万。

1株あたりの純資産を見るとマイナス2.9円。つまり債務超過。ROE(自己資本利益率)をみるとマイナス50%である。

文教堂は、営業を続ければ続けるだけ赤字を垂れ流し、直近では債務超過になっている。もう会社を清算して、営業をやめたほうがいいのではないか?

この状態からどのように会社を立て直すのか、文教堂のIRに電話をかけてみた。すると、個人の方には今後の展望はお話してないとのこと。文教堂のWEBページを見てみたが、普通は書いてあるだろう現在の赤字垂れ流し状態からの脱却シナリオは一切かかれてない。もう、なるようになれっていうことなのだろう。また、債務超過について財務を確認したところ「当社が債務超過であるかはわからない」とのこと。文教堂のIR担当者は、基本的な財務諸表の読み方もわからないようだ。

まあ、このように赤字を垂れ流し、結果的に債務超過になるような会社にしがみついてるぐらいの人間が勤めているわけだから、まともな答えを期待しているこちらのほうが悪いのかもしれない。会社の公開された資料を見ると、毎年赤字を出し、債務超過状態にあるにもかかわらず「銀行からの融資を受けられる約束をしているので、経営上の心配はない」と書かれている。「他人からのカネを借りられる当てがあるから、心配ない」、もうこれはクズ人間のいっていることと一緒で、こういうクズな友達が昔いたなと、なつかしくなった。

文教堂の自己資本は2015年8月で7億ある。このままいけば、あともって2年ぐらいか。もうすでに純資産がマイナスなわけだから、この会社の価値はゼロ。ここ数年、書店倒産の情報をよく見聞きするが、文教堂もまもなくだろう。

 

————-後日談——————-

文教堂のIRに再度、電話にて債務超過の確認を行った。「IRの担当者が出張で社内にいない」という。いつ戻ってくるのか、担当者の名前を教えて欲しいといっても、わからないという。この対応は1度や2度ではない。これほど組織的にウソをつく会社は、直近では伊藤忠商事のIRぐらいだ。担当者から折り返し電話かけるからといわれ、電話番号を教えたが、もちろん電話はかかってこない。かけなおすと、担当者は不在だという。以下ループ。文教堂は一刻も早く上場廃止すべきではないか。

ところで、IRの対応が悪い伊藤忠商事だが(都合の悪い質問をするとガチャ切りは当たり前)、日本IR協議会による第17回(2012年度)「IR優良企業賞」を受賞しているようだ。電話を一方的にガチャ切りをするような対応をする伊藤忠商事に、「IR優良企業賞」を与える日本IR協議会は、いったいどんな組織なのだろうかと思い調べたら、日本経済新聞社が作ったようだ。

日本IR協議会に「IR優良企業賞を授与するにあたり、対象企業の実際の電話対応を含めた評価を行っているのか?」尋ねたところ、「企業様が自主的に出されたアピール書類に基づいて、書面による審査を行っております」とのこと。書面による審査のみで、しかも、審査に使う情報は、その企業の自己アピールのみ。その企業の実態を調べずに「優良企業」と評価していいのだろうか?伊藤忠商事のWEBページには、「IR優良企業賞受賞」と掲載されているが、その賞から受けるイメージと実際の窓口対応の違いがかけ離れすぎて、思わず苦笑いしてしまった。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。